撥水性の回復

ゴアの製品の多くは耐久撥水（DWR）加工が施されており、そのうちの一部は PFCEC FREEの DWR です。効果の維持にはどちらもお手入れが必要です。GORE-TEX プロダクトおよび GORE-TEX INFINIUM™ プロダクトの撥水回復方法をご紹介します。

GORE-TEX プロダクト

GORE-TEX アウターウェア

洗濯機と乾燥機の使用は、ジャケットやアウターウェアの撥水性を回復する最も有効な方法です。製品の洗濯表示にしたがって洗濯した後、吊干しまたは乾燥機で温風乾燥してください。
乾いた後、さらに 20 分間乾燥機にかけることで、耐久撥水（DWR）加工を回復させることができます。
乾燥機が使用できない場合は、乾燥したウェアの上にあて布をして、低温、スチームなしでアイロンがけしてください。
洗濯と乾燥を実施しても撥水加工が回復しなくなったときは、スプレー式またはウォッシュイン式の市販の撥水加工剤を使用してください。加工方法はそれぞれの撥水剤の説明書に従ってください。
GORE-TEX SHAKEDRY™ ウェアには、撥水加工を行わないでください。撥水性を回復するには、製品の洗濯表示に従ってジャケットを洗濯および乾燥します。
洗濯をする前に必ず、ウェアのラベルに表示されているメーカーのお手入れ方法をご確認ください。

フットウェアを洗っても水滴が転がり落ちなくなった場合は、耐久撥水（DWR）加工を再び行う必要があります。フットウェアのメーカーが推奨するお手入れ方法を確認し、指示に従ってください。
防水ワックスやグリスはフットウェアの透湿性に重大な影響をもたらすため、推奨しておりません。製造元が推奨する加工剤、艶出し剤、コンディショナー、および仕上げ剤のみを使用してください。
フットウェアのラベルに表示されているメーカーのお手入れ方法を、前もって必ずご確認ください。

洗濯機と乾燥機の使用は、グローブの撥水性を回復する最も有効な方法です。

グローブを洗っても水滴が転がり落ちなくなった場合は、耐久撥水（DWR）加工を再び行う必要があります。
グローブのラベルに表示されているメーカーのお手入れ方法を、前もって必ずご確認ください。

GORE-TEX INFINIUM™ プロダクト

GORE-TEX INFINIUM™ ガーメント with persistent beading への撥水加工は、撥水性の向上ではなく低下につながる事があるため推奨しません。
ジャケットの表面が汚れると、撥水性が低下する場合があります。
撥水性を回復するには、メーカーの洗濯表示に従ってジャケットを洗濯します。すすぎは2度行ってください。

耐久撥水（DWR）加工について

多くの GORE-TEX プロダクトおよび一部の GORE-TEX INFINIUM™ プロダクトでは、一番外側の生地に耐久撥水（DWR）加工と呼ばれる極めて薄いポリマーが塗布されています。DWR は生地の表面張力を下げることで水を弾き、水が水滴となって転がり落ちます。

撥水性が低下しウェアの表生地が濡れると、たとえ水が内部に浸透していなくても、冷たく湿った感覚を生じます。耐久撥水（DWR）加工を回復すれば、製品の快適性と保護性能を向上させることができます。

DWR は永続的ではありません。通常の摩耗に加え、汚れ、洗剤、防虫剤、その他の物質と接触することにより撥水機能は低下します。ただし、ほとんどの場合、加工は消滅するわけではなく生地表面に保持されています。そのため、GORE-TEX プロダクトの撥水性は簡単に回復させることが可能です。