コラム / プロダクト

    atmosのアウトドア好きスタッフは、山でも街でも、GORE-TEX プロダクトをシームレスに使いこなす。

    ゲストライター
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    2000年にオープンした原宿の本店を筆頭に、国内外に47店舗を展開するスニーカーショップ「atmos(アトモス)」。これまでに幾度となく訪れ、そして現在も続くスニーカーブームを牽引してきたショップであり、東京のスニーカーシーンを国内のみならず、世界に発信。限定モデルや別注アイテムの発売日にできる行列は、もはやお馴染みの光景です。

    スニーカーといえば、デザインや希少性に加えて重視されるのが、機能性。近年のアウトドアファッションブームも追い風となり、市場にはGORE-TEX プロダクトテクノロジーを搭載したモデルも続々登場。アウトドアの現場で培われた先進のGORE-TEX プロダクトテクノロジーは、タウンユースでもその機能を余すことなく発揮することから、街と自然の垣根を超えてシームレスに活躍。atmosのアウトドアフリークのみなさんも思い思いのスタイルを確立しながら、GORE-TEX プロダクトを取り入れたファッションやアウトドアを謳歌しているようです。

    そこで今回は、atmosで働くアウトドア好きのスタッフにインタビューを実施。彼ら流のGORE-TEX プロダクトの取り入れ方やオススメのアイテムを教えてもらいました。

     

    atmosのプレス・福田チアキさんにとって、
    GORE-TEX プロダクトは「ファッションの選択肢を広げる存在」

    東京で生まれ育ち、ストリートファッション好きが高じてatmosに入社。現在はPRやマーケティングを兼任しながら、スニーカーの撮影やクリエイティブ制作も担当する福田さん。GORE-TEX プロダクトとの出会いは?

     

    GORE-TEX プロダクトに触れたのは、ファッションがきっかけ

    都会育ちでありながら生粋のキャンパーである父親の影響で、幼少期から自然の中で過ごしていたという福田さん。物心ついたときにアウトドアはすでに身近な存在だったものの、自身の趣味としてキャンプをはじめたのはここ数年のことだそうです。

    「幼少期は父親に連れられてしょっちゅうキャンプに行っていましたが、気付いたらファッションの方に夢中になり、次第に渋谷や新宿で遊ぶことの方が増えました。大人になってからキャンプを楽しめるようになったのは、働き出して趣味にお金を使えるようになってからですね。生まれ育った東京とは正反対の環境に身を置くことは、心身のリフレッシュになるんです。本格的にキャンプ熱が再燃したのも、ちょうど入社一年目の頃。仲間たちと一緒に出かけるようになったんですけど、たぶん心も身体も自然の中での“癒やし”を求めていたんだと思います(笑)」

    現在は月1回程度のペースでキャンプを楽しんでいるという福田さんが初めて手にしたGORE-TEX プロダクトは、古着店で購入したザ・ノース・フェイスのマウンテンジャケットでした。

    「購入したのは7年程前で、当時はコレをファッションとして着こなすのがストリートで流行っていたんです。まだ学生でお金もなかったので新品は買えず、いわゆるアメリカものの古着店でひと目惚れしたアイテムです。ファッションの観点から着るようになったGORE-TEXのジャケットですが、街中で突然雨に降られたときなど、ふとしたときに機能性の高さを実感する出来事が何度もあって、今では手放せない存在ですね。フリースジャケットなどミドルレイヤーを連結できる独自のレイヤリングシステムを搭載しているので、季節はもちろん、山も街も関係なく、いつでも活躍してくれています」

    キャンプをするようになり、ますますGORE-TEX プロダクトの性能の高さが分かるようになったという福田さん。もうひとつ愛用しているアイテムが、クラークス オリジナルズのワラビーブーツです。カナダの人気セレクトショップ「HAVEN(ヘイブン)」がアレンジした別注アイテムで、アッパーに強靱なバリスティックスナイロン、アウトソールにビブラムソールを搭載しているのが特徴です。

    「靴は80足以上持っているんですけど、その中でもこのアイテムは出番が多い一足です。
    GORE-TEXを搭載した靴って、ダナーのブーツを筆頭にアウトドアシューズのイメージが強いと思うんです。でもワラビーブーツは、快適さを追求したコンフォートシューズが出自。GORE-TEXが採用されたことで、天候を気にせずにいつでも快適に履くことができるようになっています。これはファッションの観点からもすごく有り難いことで、雨の日のおしゃれのバリエーションがぐっと広がる。デザインの良さに機能性が加わったら、そりゃあヘビロテしてしまいますよね。毎日履くと靴に悪いから、もう1足欲しいくらいです」

    このように、一般の靴にもGORE-TEX プロダクトテクノロジーが採用されるケースは数年前から加速。スニーカーシーンでも大きな話題を呼んでいるのだといいます。

    「2019年の秋に発売したGORE-TEXを採用したナイキのスニーカー『エアフォース1』は、atmosでもあっという間に完売でした。今ではさまざまなブランドや人気モデルにGOTE-TEXが搭載されるようになり、店頭でお客様におすすめする機会も増えています」

    ただ、その中でひとつだけ抱えているジレンマがあるのだとも。

    「過去に自分がそうだったように、GORE-TEXのアイテムを実際に使ったことがないと、お客様にその良さが100%伝わらないことです。個人的には誰もが1足は持っておくべきマストアイテムだと思っているのですが、やっぱり防水性能が高い=蒸れるというイメージは、なかなか払拭できない部分。なので、お店でもイベントなどを実施してGORE-TEXの機能を体験してもらうなど、今後は機会を増やしていきたいと思っています。これまでにもそういったPOP-UPイベントを実施してきて、自分自身もあらためてその機能を実感することができました。濡れず、蒸れないGORE-TEXの靴で、多くの人が自由におしゃれを楽しめるようになると良いですよね」

     

    “機能”と“デザイン”どちらも欠かせない。
    atmos新宿店 スタッフ・TOUIさんのモノ選びの基準

    現在21才のTOUIさんは、まだatmosで働きはじめたばかり。もともとファッションが好きで新しいことにチャレンジしたいと、興味のあったスニーカーの世界に飛び込みました。最近気になっているのはテクニカルな素材とファッション性を兼ね備えた“テック系”のアイテムで、GORE-TEX プロダクトも注目しているアイテムのひとつなのだそう。プライベートでは、仲間とのキャンプにハマっているとのこと。

     

    ファッションも山遊びもライフスタイル。
    だから垣根なくお洒落を楽しみたい

    atmosが展開するショップの中でも、新宿店は広い店舗面積を生かした豊富な商品ラインナップが特徴。アウトドアショップが隣接するエリアでもあることから、ギア選びの目線で訪れるお客さんが多く、店内ではアウトドアブランドとコラボしたPOP-UPイベントが行われることも。

    「アウトドアブランドのシューズも置いているので、うちを覗いてから並びのショップさんに行く、というお客様も多いですね。また、新宿店はアパレルも他店と比べて豊富。いちファッション好きとして、新しいチャレンジがしたいという思いからatmosに入社した自分にとっては、とても楽しい職場です」

    TOUIさんにとって、atmosで働き出してからはじめたキャンプも新しいチャレンジのひとつ。友人たちと一緒にはじめたキャンプですが、今では関東圏を中心に、月1回のペースで出かけているといいます。

    「高校でキャンプの授業があり、それ以来ずっとキャンプ欲は高かったんですが、すぐにコロナ禍になってしまって叶わず……。最近やっと余裕が出てきたので、普段遊んでいる友人たちと一緒にキャンプを楽しめるようになりました。自然の中にいるというだけで、いつもできないような話ができたり、料理が美味しく感じたり。当たり前のことも特別に感じられるところが良いですよね」

    いつかバイクの免許を取って、ツーリング&ソロキャンプにもチャレンジしてみたいと意気込むTOUIさん。そんな彼はファッション好きということもあり、キャンプの際のアイテム選びにも独自のスタイルがあるそうです。

    「最近はテック系のファッションアイテムに注目しているのですが、その中でも思うのは、機能面を重視し過ぎるのは自分っぽくないな、ということ。GORE-TEXのアイテムに関しても、ただ機能が採用されているだけではなくて、そこにファッション性が伴っていて普段からバリバリ使えるものに惹かれるんです。そういう意味でもGORE-TEXは、最近ではアウトドアブランドじゃないところにも積極的に採用されていて、選択肢が広がっているのは個人的にも嬉しいです」

    例えば、TOUIさんが愛用しているクラークス オリジナルズのワラビーブーツや、グッドイナフx ADF IcegearのGORE-TEX スノーボードパンツもそのひとつ。

    「ワラビーは福田さんと被ってしまっているんですけど(笑)、やっぱりこのアイテムは最近のトレンド的にも欠かせない1足。店頭でも、いつも品薄です。僕の履いているモデルは総スエードのローカットで、見た目はローテクだけど、実はGORE-TEX搭載でしっかり機能性があるっていうギャップがお気に入り。グッドイナフのGORE-TEX パンツは、古着店で見つけた掘り出し物です。太めのストレートシルエットが使いやすそうで、色も良かったので選びました」

    そんなTOUIさんは、GORE-TEX プロダクトテクノロジーに対してはどのようなイメージを持っているのでしょうか。

    「製品の“GORE-TEX”のタグがついているだけで雨や風に対する安心感がありますし、実際にそれは普段から街で履いていても十分に実感できるものだと思うんです。特に梅雨の時期の急な雨や台風などの悪天候のときでも選んで着られるのは、とても心強いですね」

    最後に、TOUIさんにatmosの店頭にある製品のなかから、ファッション目線からもオススメのGORE-TEX プロダクトを選んでもらいました。手に取ったのは、アシックスの「HS4-S ゲル-ソノマ 15-50 GTX」です。

    「キコ・コスタディノフスタジオがデザイン監修したモデルで、クロスカントリー用シューズ『15-50』から受け継いだアッパーのデザインにGORE-TEX テクノロジーを搭載したモデルです。近頃はトレランシューズを街履きするのも珍しくありませんが、これはスッキリとしつつもインパクトのあるデザインで、よりファッションとしても使いやすいというのがオススメの理由です。こうしたアイテムを取り入れると、アウトドアとファッションの垣根なく、おしゃれを楽しめると思いますよ」

     

    ▼atmos 公式サイト
    https://www.atmos-tokyo.com/

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